日本科学未来館常設展示「量子コンピュータ・ディスコ」内の展示映像をP.I.C.S.にて制作。
「映像作家100人2025」に、P.I.C.S. management 所属クリエイター10名が選出。
The 25th Anniversary of P.I.C.S.
木下麦 × 此元和津也 × CLAPの新作オリジナルアニメ映画『ホウセンカ』2025年秋公開決定。
龍宮城ホテル三日月 富士見亭 オールデイダイニング「凪」にて空間を彩るアート作品が展示中。「Tidal Palette」のディレクター・テクニカルディレクターを上野陸 (P.I.C.S. TECH)が担当。
大阪・関西万博 シグネチャーパビリオン 河森正治プロデュース「いのちめぐる冒険」内、『ANIMA!』のイマーシブ展示映像をP.I.C.S.にて制作、アニメーションディレクターを稲葉秀樹 (P.I.C.S. management)が担当。
P.I.C.S. 企画・原作/TV アニメ「ブルバスター」が、AT-Xにて本日より放送。
中尾浩之がシナリオを手掛けた、Kiramune Presents READING LIVE 2025「カラーズ」の再演が決定。
若林萌 (P.I.C.S. management)がアートディレクションを担当したNHK Eテレ「The Wakey Show」が3月31日 (月)より放送開始。
MTV VMAJ 2025/P.I.C.S.にて制作を手掛けたMVが受賞。
牧野惇がamazarashiのMVを制作。今回の作品についてインタビューを行いました。
—— 曲や歌詞にはどんな印象をうけましたか?
非常に具体的でストレートな力強い歌詞だと思いました。
最初に依頼を頂いてから曲を聴き構成を考え始めるのですが、浮かんでくるイメージが歌詞のままのイメージだったので、これはイメージの変換作業が必要だなと思ったことを覚えています。
—— ろうそくの火を持った手が様々なシーンを照らしていく光と影が印象的な作品ですが、この世界の背景やコンセプトなどがあればお聞かせください。
適した名前を付けられるべく、「自分を知る」というコンセプトが浮かびました。
自分のことは自分が分かっていると思いがちですが、心理学用語に「ジョハリの窓」というものがあるように、自分が知っている自分は、実は自分のほんの一部だったりするんです。
自分にはどんな名前が付けられるべきなのか、自分でそれを探すという内容にしました。
暗闇で自分が照らし出す手元しか見えないという行為が、「探す」というアクションをより強く印象付けています。電気で作られる光よりも、本当の「炎」を使うことで、より有機的な印象が得られました。
—— 制作期間を教えてください。またどのような体制で制作しているか教えてください。
構想から含めて約1ヶ月です。
制作体制ですが、デザイン、ディレクション、アニメーション、編集は僕がやります。
色々な美術素材はP.I.C.S.のスタッフと共に制作していきました。カメラマンは藤岡大輔さんにお願いしました。
—— メイキングを見ると牧野さん自身が人形を動かしているのですね!特に注力した点や苦労した事など、撮影現場でのエピソードがあれば教えてください。
「手」に関しては実はこだわりがあります。ギターでもピアノでもダンスでも、非常に上手なものを見ていると力が入っていないように見えます。僕の手を出すときは力が入っていないように見えるように意識しています。ですがこれは人に伝えづらいことなので自分でやってしまいます。撮影の際、手と指の毛は剃りました。
今回の主役は「炎」ですので、冷房のちょっとした風で炎が踊ってしまいました。ですので、締め切った部屋で冷房を切って撮影したのが辛かったです。
—— 最近の作品では実写とアニメを融合させた表現が多く見られますが、映像表現として、こだわりや目指すものなどがあれば教えてください。
実は最近に限らず、今まで頂いた仕事で完全にアニメーションで!という依頼が無い場合は何かしらの別の表現を意識的に組み込んでいたんです。もともとは手描きアニメーションが好きなのですが、限られた表現だけで考えると制作に関して視野が狭くなってしまいます。自分の領域から半歩外に出た表現を取り入れることで柔軟に色々なアイデアが湧いてくることに気が付きました。
仕事柄、アニメーションと見るとループポイントなどを探してしまいます。実写にはそれが無く、常に移ろう時間が見て取れるので、時間の感覚が非常に有機的に見えるというところに魅力に感じ、興味を持っています。まだ実写は始めたばかりなので、自分のスタイルを探りつつ勉強していこうと思いますが、アニメーションという要素は失わずにやっていこうと思っています。
—— 最後に、影響を受けた作品や作家などありましたら教えてください。
影響を受けた作家さんや作品は本当に沢山です。
特にビートルズの「Yellow Submarine」は20歳の時に初めて見て以来、何度も何度も繰り返し見ています。
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