糸満市観光文化交流拠点施設「シャボン玉石けん くくる糸満」のコンテンツ & 展示映像制作をP.I.C.S.とP.I.C.S. TECHにて制作しました。
「シャボン玉石けん くくる糸満」は、2022年4月に沖縄県糸満市にオープンした観光客の誘客や地域文化の発展を目的とした施設です。市内各地域の長い歴史、豊かな文化を物語る名所旧跡、伝統行事や芸能など、有形・無形の文化資源の魅力を情報として発信し、さまざまな体験や交流を図る場としても活用されています。
P.I.C.S.とP.I.C.S. TECHは施設の基本設計の段階から企画に参加し、常設展示場内の4つコンテンツと展示映像の制作を担当。かつては漁師の町だった糸満が変化してきた過程を、「海と人」の関係をテーマに、観光客から市民までが楽しめる内容のコンテンツを制作しました。
糸満の海や生き物について知ってもらうためのインタラクティブコンテンツ。タッチパネルでいくつかの質問に回答すると自動で魚種が選出され、魚の視点で糸満の海中を探検できます。また、実際の海や魚からモデリングした海中のデータは、リアルタイムのゲームエンジンを使用し、形成しています。景観にはリアルなテクスチャを採用しつつ、魚のカラーリングには遊び心を加えこどもでも楽しめるようアレンジを加えました。
サバニとは沖縄や周辺の島々で古来から使われきた小型船です。
一本の大木をくりぬいて作る「刳り舟(くりぶね)」が原型と言われるこの船は、漁業や荷物の運搬、人々の移動手段など「海人」の生活を支えてきました。
本シアターでは糸満の職人によって伝統的な手法で作られた実際のサバニの実物展示を前に、縦5.6メートル×横 15.6メートルの4K大型スクリーンによってサバニと海人の暮らしを感じることができる没入体験シアターとなっています。
<メインムービー>
ある、1人の少年を主人公に物語が展開していきます。
美しい南国の海と島々という環境で様々な時代の波を超えながら変化していくサバニと人々の暮らしを、美しいアニメーションと音楽、大型スクリーンならではの移動感のある視覚効果で全身で感じることのできる映像ジャーニーになっています。
<インターバルムービー>
職人の伝統的な手仕事で作られたサバニ船の実物展示を見ながら「海人」の暮らしや自然との関係を感じることのできる環境映像です。
海の波や陽の光青々しい木の葉などの自然のテクスチャや漁師が昔からつかってきた道具がある暮らしを実展示の背景として投影するこで、長く続いてきた海人の暮らしや文化に思いを馳せることのできるコンテンツとなっています。
糸満言葉 (沖縄の方言)をタイポグラフィアニメーションで表現。言葉で説明するのではなく、文字に動きをつけて言葉の持つ意味を紹介します。
糸満市内に数多くに残るグスク (沖縄言葉で古城) の跡地を鳥の視点で巡ります。レース用のドローンを使用することで、より臨場感のある映像を制作しました。
美しい夕陽の糸満の海を眺めて佇む少女の瞳から映像が進んでいきます。
■シャボン玉石けん くくる糸満
https://www.kukuru-itomancity.jp/
所在地:沖縄県糸満市潮崎町1丁目1番2 (糸満市役所となり)
休館日:毎週月曜日
※休館日が祝日にあたる場合は、翌平日が休館となります。
※年末年始も休館です。