「一番刺激を与えられる人でいたい。」|代表・平賀から見たP.I.C.S. の昔と今。#02

#Interview

P.I.C.S.で手掛けるプロジェクトや働くメンバーのバックグラウンドを掘り下げるP.I.C.S. CASE STUDY。

今回は、P.I.C.S. 代表取締役社長・平賀大介にフォーカス。
平賀は、2000年にP.I.C.S.の立ち上げに参加し、制作部門で経験を積んだ後、社長に就任。現在も、社長としての役割に加え、プロデューサーとしても作品を手掛けています。
P.I.C.S.の創業から会社の成長を見てきた平賀が感じる「P.I.C.S.らしさ」とは?
約10年間、共に仕事をしてきたプロデューサーを聞き手に迎え、本音を語ってもらいました。

#02では、改めてP.I.C.S.の社風を見つめ直しつつ、これから先のビジョンについてお届けします。

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平賀大介:代表取締役社長・プロデューサー
1977年生まれ。法政大学法学部法律学科卒業後、TV-CM制作会社に入社。
2000年P.I.C.S.の創業に参画、オリジナル作品の企画開発を中心に幅広いジャンルで映像制作に携わる。
2022年4月 代表取締役社長に就任、新規事業を推進する。
https://www.pics.tokyo/member/daisuke-hiraga/
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P.I.C.S.の自由な社風が生み出すもの

ーーちょっと深掘りして聞きますけど、P.I.C.S.の社風ってなんなんでしょうね?

平賀:よく聞かれるけど、なんだろう。雰囲気は割と自由な方なのかな。P.I.C.S.の文化として、プロデューサーが主体的にやりたい仕事をやってる感じはあるよね。逆に言うと自分で仕事を持ってきたり、作り出さないとだし、考えなきゃいけないことも多いから、そういうのが苦手な人にとってはプレッシャーになったり、しんどい場面もある気がするから、”自由”な雰囲気が全ての人にとってポジティブかは分からない。


ーー良くも悪くも自由って感じなんですかね。さっきの話で制作ジャンルについて少し触れましたけど、今後P.I.C.S.的にこういうモノを作っていきたい、みたいなのはあったりするんですか?

平賀:個人のやりたいっていう気持ちを大切にしたいし、ジャンル関係なく結果が出ているものをサポートをしていくって感じな気がする。『この市場が伸びてるから、これをやろう』みたいなのってP.I.C.S.には合ってないし、結果にも繋がりづらいと思うから。

P.I.C.S.の手がけるジャンルが増えていったのも、新しいことにチャレンジしようという雰囲気があるのも、そういう歴史からくるものかな。


ーーさっきの話と紐づくけど、個人を信頼してその人に託していくってことですよね。託すからには平賀さん的に社員一人一人に対して、こうであってほしいなって思うことはありますか?

平賀:ジャンルとか内容とか、こうしてほしいなっていうのは本当になくて、刺激になるような面白い仕事、あとは利益にもこだわって欲しいっていうのはあるかな、続けていく為にも。ただ『P.I.C.S.ではできなかった」ってなるのは、一番悲しいというか。誰かが何かやりたいって思った時に、「やってみれば?」って言える会社がいいと思うし、自分もそういう風に自由にさせてもらったし、チャンスを沢山もらったので、そういう環境は大切にしたいと思ってます。
今後、戦略的な新規事業も必要となってくると思うので、そこは、自分が主導して積極的に進めたいですね。
社内でも面白い仕事してるなぁと刺激を受けることも多いので、負けたくないし、一番刺激を与えられる人でいたいと思ってます。

世界に楽しい驚きを。これからのP.I.C.S.が目指す姿

ーーP.I.C.S.が目指すところについて、これから先思い描いてることってありますか?

平賀:自分も新しいことをやりたいなっていう気持ちは常にあるけど、そういう声がいろんなところから出てくる状態が理想的。誰か一人が始めたことが、たくさんの人を巻き込んでいく、みたいな雰囲気がもっと出てくるといいかな。
あと、組織にいることのメリットって、中にいるとあまり実感できないけど、実は結構あると思うので、会社のサポートによって成功事例も積み上げていって、『P.I.C.S.にいるからチャレンジできる』と実感できるような会社にしていきたい。


ーー平賀さん個人的な目標とかはあったりします?これつくりたいとか…

平賀:あるんだけど、驚かせたいから、今は内容は言いたくないけど(笑)、プロデューサー視点で『こういうのやったら最高だな』とか色々あって。でも使える時間は限られるから、コツコツ実現に向けて進めてます。


ーーわかりました(笑)すごい漠然とした質問になりますけど、P.I.C.S.の企業理念「楽しい驚き」っていうのは、どんな感じでこれから提供していきたいなって思ってますか?

平賀:「楽しい驚き」って捉え方はいろいろあると思うけど、作ってる人やそこに関わってる人たちのサービス精神かなと。仕事を前向きに楽しんでる雰囲気は結果に直結すると思っているから。そういうチームの状況を作れるかが大事かな。最近思うのは、仕事の中にはいろんな場面があって、好きな部分もあれば、苦手な部分も混じっているのが仕事。好きな部分は、言われなくても楽しめると思うけど、苦手な部分とか、水を差す理不尽な出来事って何かしらあるんですよ。そういう事がきっかけで、全部が嫌になっちゃったり、楽しい雰囲気が壊されてしまうのは勿体無いなと。P.I.C.S.には、そういう状況を面白がれる技術と経験を持っている人たちが多くいると思うので、それが強みだと思います。


ーーP.I.C.S.にいる人たちって、どこか逆境を楽しむみたいなマインド持ってますよね。ちょっとおかしな状況が起こった時に、そういう状況こそ好物みたいな雰囲気が・・・(笑)

平賀:一周回ってちょっともう可笑しくなっちゃうっていうね、不謹慎かもしれないけど、でもそうやって乗り越えないと折り合いがつかないことって沢山あると思うし、それって性格とか能力だけじゃなく、職人の持つ技とかコツとかに近いモノだと思うので、達人たちのスキルを若い人たちにも吸収していってもらえたらいいなと思います。


ーー最後になりますが、どんな人にP.I.C.S.に入ってきてほしいですか?

平賀:野心がある人に入ってきてもらえたら嬉しいですね。面白い先輩たちや、大きな裁量をもって活躍できる環境があるので、そういう場でチャレンジしたい人、成長したい人にはいい会社だと思います。
これから会社がさらに成長していく為に、新しい世代の感覚を持った人たちの力が必要なので、沢山のエントリーを楽しみに待っています。


文:P.I.C.S./撮影:加藤卓

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